赤ワインが脂肪の代謝を促進して肥満を抑制?

白ワインの約2.5倍含まれる赤ワインポリフェノールの脂肪代謝促進効果

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赤ワインが脂肪が褐色脂肪組織を活発化


細胞内の脂肪の粒を小さくする?



赤ワインに肥満抑制に関係する働きがあることを大分大等の研究チーム(*)が発表しました。


研究では、マウスを使った実験で、赤ワインが脂肪を代謝して熱を発生させる褐色脂肪組織を活発にし、細胞内の脂肪の粒を小さくすることを明らかにしています。


研究チームでは、脂っこい食べ物を多く食べるフランス人に、脂肪の過剰摂取による動脈硬化に起因した心筋梗塞や脂肪肝が少ないという「フレンチパラドックス(フランス人の逆説)」に着目しました。


そこでフランス人が多く飲む赤ワインに脂肪を減らす働きがあるのではないか・・・との仮説を立てて、赤ワインが褐色脂肪組織に及ぼした影響を調べることにしました。


動物実験のエサは普通食を使用しました。


マウスをグループ分けし、グループごとに赤ワイン、白ワイン、エタノール(アルコール濃度はいずれも14%に統一)、水のそれぞれ異なる飲料を与えて2週間飼育しました。


その結果・・・


赤ワインのグループは、他のグループに比べて、褐色脂肪組織内にある褐色脂肪細胞の密度が高く、エネルギー(熱)を発生させるミトコンドリアが発達していて、褐色脂肪細胞内の脂肪の粒は、他のグループに比べて小さくなっていたとの事です。


褐色脂肪細胞を活発にする働きが既に確認されていたアルコールと、
赤ワインに白ワインの約2.5倍含まれるポリフェノールの相乗効果で、
体内での脂肪の代謝が促進されると考えられます。


褐色脂肪組織は、人間では新生児・乳児期に存在し成人ではなくなるといわれていましたが、この究チームでは成人にも存在することを確認しています。


赤ワインには、ポリフェノールが入っていて、「血液サラサラ」・・・なんて事が、ある有名女優さんが火付け役になって、もてはやされた事がありましたね。


今回はマウスでの実験とはいえ、赤ワインと脂肪滴の関係をとらえた画期的な研究発表だと思います。


いづれにしてもワインファンにとっては、健康効果についてのさらなる研究結果を期待したいものです。但し、飲みすぎはやっぱり良くないので、「たくさん飲む!」ための口実にはしないでくださいね。


(*)大分大学 医学部看護学科 島田達生先生、同学部第一内科 吉松博信先生らの研究室と三和酒類(宇佐市)の共同研究
(*)2005年10月日本肥満学会にて発表

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2005年11月17日 17:07