長野県中野市特産「エノキタケ」が中性脂肪等脂質を低下

エノキタケを毎日食べた人の血液を定期的に調べたところ、食べていない人と比べて、中性脂肪などの脂質異常関連の検査値が顕著に低下したとの実験結果が、長野県中野市の農協(中野市)と東京農大(*)の共同研究により報告されました。そういえば、最近の記事でも、舞茸の中性脂肪値の低減効果が報告されたばかりで、やはりキノコパワーは何かを持っているのでしょうか。

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食べて2ヶ月後に最低値だがやめると2ヶ月後戻る?


エノキタケに含まれる成分「キノコキトサン」が起因?



今回の実験では、22~66歳の男女108人が対象となり、その内54人はエノキタケをペースト状にして凍らせた中野市農協のオリジナル商品である「えのき氷(ごおり)」を1日3片(エノキタケ50g相当)、みそ汁に入れるなどして3ヶ月間、毎日食べ続けました。残る半数の54人は通常の食生活を続けました。


その結果、毎日食べたグループの男性の総コレステロールの平均値は、食べ始め前は203.1mg/dlだったのに対して、食べ始めて2ヶ月後には177.8mg/dlに一気に低下しました。(ちなみに総コレステロールの正常値の範囲は70~219mg/dl)


一方、通常の食生活を続けたグループの男性の平均値は203.8~212.6mg/dlと大きな変化はありませんでした。


また、毎日食べたグループでも食べるのをやめてしまうと、2ヶ月後には213.9mg/dlと上昇してしまいました。結論として、食べ始めて2ヶ月後に最低値となりますが、食べるのをやめてしまうと2ヶ月後にはもとにもどってしまうということになりました。・・・続けなければ効果がないということですね。


その他では、中性脂肪の数値も同様の傾向がみられ、女性でも同様の結果が得られました。


研究グループでは、エノキタケに含まれる成分「キノコキトサン」に余分な脂肪を体外に排出する働きがあることなどが、こうした結果につながったと推察しています。


エノキタケの日常的な摂取が、脂質異常症を改善し、生活習慣病予防に効果的であることが確認されたということで、中野市農協では、この結果をもとに特産であるキノコ類の健康への効果をPRして、需要拡大を目指したいとのことです。


*東京農業大学 林産化学 江口文陽教授らの研究グループ


【参考記事】
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2012年06月10日 10:42