「スダチの皮」で中性脂肪・体重・腹囲が減少

徳島大学(*)の研究グループが、「スダチ」の皮にメタボリックシンドロームの人の中性脂肪を減らす効果があるという実験結果をまとめました。スダチは、ミカン科の常緑低木ないし中高木になり、ユズの近縁種で、日本では古来から馴染みのある柑橘類です。スダチは徳島県を代表する特産物の一つで、徳島県の花にも指定されています。

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平均で中性脂肪23.6%減、体重1.3kg減


有効成分の特定は今後の課題


研究グループでは、徳島県内のメタボリックシンドロームの患者さんとその予備軍39人を2つのグループに分け、一方のグループには、スダチの皮の粉末を含んだ錠剤(スダチ3分の1個分)を、もう一方には栄養価のない錠剤(プラシーボ)をそれぞれ12週間(3ヶ月間)、服用してもらうという実験を実施しました。


その結果、スダチの錠剤を服用した19人では、中性脂肪120mg/dl以上の11人のうち・・・なんと9人の中性脂肪値が改善して、体重も8人が減少したといいます。

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11人の平均は・・・


中性脂肪23.6%減

体重1.3kg減

腹囲1.6cm減

・・・という結果でした。

その中で、最も中性脂肪値が減った人は48%減という驚異的な結果でした。但し、中性脂肪が120mg/dl120未満の8人には、目立った変化はみられませんでした。


もちろん、栄養価のない錠剤を服用した20人は、中性脂肪値に関係なく、大きい変化はみられらせんでした。


研究グループによると、柑橘類には「シネフィリン」という物質が含まれており、動悸や不整脈、血圧上昇などの副作用をもたらす場合が多いが、スダチは「シネフィリン」の含有量が他の柑橘類と比べて、格段に少なく、服用に適しているといいます。


スダチの果汁は、さまざまな料理に使われていますが、外皮部分も薄く切る・薬味おろしでおろすなどして、薬味として利用されています。


また、2006年には、同じく徳島大学の研究チームが、スダチの搾りかすに血糖値の上昇を抑える効果があるということをラットにより実験で発表しています。

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*徳島大学大学院の赤池雅史教授(循環器内科)の研究グループ


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2011年10月23日 08:51