意外に栄養たっぷりな「昆布」が血糖値や脂肪を抑制

ミネラルや食物繊維たっぷりで、「海の野菜」ともいわれる昆布。中性脂肪が気になる人には、良い食材だと思いますが、食品成分表によると、だしに使われるマコンブは、牛乳の約6倍のカルシウム、ゆで大豆の約2倍の鉄分を含んでいます。そして食物繊維は、100g中27gも含まれていて、大豆のなんと約4倍も含まれているのです。

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話題の「フコダイン」や「アルギン酸」などの食物繊維が豊富


脂肪や糖質を体外に排出する効果と血糖値の低減効果



食物繊維には、数多くの種類がありますが、昆布に含まれる食物繊維は、話題の「フコダイン」や「アルギン酸」です。これらの食物繊維は、体内の水分を吸収し膨張して、腸の中でかさを増やします。したがって、排便が促され、満腹感も得られることができるのです。


最近の研究(*)では、昆布には、脂肪や糖質を体外に排出する効果も確認されています。


研究では、マウスに脂肪分40%の高脂肪食を5週間与えて、高脂肪食だけ与えた群、とろろ昆布を与えた群、粉砕した昆布を与えた群と、標準食群との体重増加を比較しました。


その結果、標準食群に比べて、高脂肪食だけ与えた群の体重増加は1.5倍になりました。一方で、粉砕した昆布を与えた群は1.25倍、とろろ昆布を与えた群は1.12倍と抑えられました。


この効果は、昆布を薄さ0.02mmに削って作る「とろろ昆布」のほうが顕著なのですが、薄く削るとろろ昆布の方が、食物繊維が多く溶け出ていると推察されます。


また、昆布には、血糖値の上昇を抑える働きがあることもわかってきました。昆布を煮出した抽出成分を与えたマウスと与えなかったマウスの食後の血糖値上昇を比較すると、与えたマウスは50%に抑えられたといいます。


但し、昆布には、甲状腺にたまりやすいヨウ素も多く含まれていますので、甲状腺機能に障害がある人が大量にとると、甲状腺の働きが活発になりすぎ、負担がかかることがあるので注意が必要です。


いづれにしても、中性脂肪の気になる方にとって、脂肪や糖質を体外に排出する効果のある昆布は、積極的に摂りたい食材です。1gで良いので、食事と一緒に、あるいは食事の前後30分以内に食べると、内臓脂肪の減少が期待できるはずです。


*東京海洋大学の矢澤一良(かずなが)教授(機能性食品学)らの研究


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2011年07月17日 09:28