アイスクリームは肥満の原因?太りやすい食品なのか?

「アイスクリームは甘いから太る」というイメージがあります。しかし、その一方で、若くてスリムな女性でもアイスクリームが大好きな人が多いのも事実です。アイスクリームは本当に太りやすい食品なのでしょうか。

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アイスクリームは太りにくい食品


肥満の原因はあくまで摂取カロリーと消費カロリーのバランス


結論からいうと、「アイスクリームは太りやすい食品」ではありません


まず第一に「カロリー」が驚くほど高いわけではありません。

食品100g当たりのカロリーは、ごはん168kcal、食パン264kcal、サラミ497kcalなどに対してアイスクリームは180kcal。それほど驚くほどのカロリーの高さではありません。


次に「グリセミック指数」の低さ。

グリセミック指数とは、一定量の炭水化物(糖質)を含む食品を食べた後、2時間の血糖上昇反応を示す指数で、ブドウ糖を100として、それに対する比率で示されます。この食べ物を食べたあとの血糖反応の強さによって、実は脂肪の蓄積量が変わってしまうのです。(*注)


代表的なグリセミック指数をあげると、米72・パン69・チョコレート68・バナナ62など。それに対して、アイスクリームは36と、かなり低い数値になっています。


そして最後に「冷たい」こと?

冷たいアイスクリームを食べるとカラダが冷えますよね。するとカラダは、体温を元に戻そうと必死に「熱生産」というのを高めようとします。そのために、大量のエネルギーが消費されるというわけです。


ちなみに、「冷たいアイスクリーム」と「溶けたアイスクリーム」を食べ比べた場合、「冷たいアイスクリーム」の方が食後のエネルギー消費が大きいことが実験でわかっています。


「カロリーが高くない」、「グリセミック指数が低い」、「冷たい」という3つの理由でアイスクリームは太りにくい食品といってもよいのではないでしょうか。


私の知人の中でも、アイスクリームが大好きなスリムな女性がいます。また別の知人で、妊婦さんなのですが、つわりの時期に食事がまったく取れなかったのですが、アイスクリームだけは受け付けて、つらい時期を乗り切ったという人もいます。


肥満の原因は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスにあるのですから、アイスクリームという一つの食品だけを目の仇(かたき)にするのは、おかど違いというものですね。


*注)血中に、脂肪がたくさん流れているときに血糖が上昇すると、脂肪は筋肉や心臓に取り込まれエネルギーになることが押さえられ、逆に脂肪組織に取り込まれて体脂肪として蓄積されやすくなります。この調節をするのが、インスリンで、インスリンの分泌量は、食後の血糖値で決まります。食べ物を食べたあとの血糖反応の強さによって、脂肪の蓄積が変わりますので、この上昇度合いを「グリセミック指数」と呼びます。


【参考記事】
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2008年06月08日 10:52