ゴマのゴマリグナンがLDLコレステロールの酸化を防止

「セサミン」などが有名になったゴマリグナンは生活習慣病の救世主?

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ゴマはさまざまな抗酸化物質のオンパレード


注目の抗酸化成分が「ゴマリグナン」



ゴマは、世界中で広く栽培されており、日本でも食用油をはじめとして古くから民間の滋養食としても利用されてきました。


世界のゴマの生産量は約260万トンで約50万トンが貿易に使われています。日本は15万2000トンのゴマを毎年輸入、世界の貿易量の約30%も消費するゴマ大国なのです。


そしてゴマが体に良いことは、誰でも知っている事実であり、実際にゴマは体に良い成分の宝庫といわれています。


ゴマになりよりも豊富に含まれているのが抗酸化物質の王様、ビタミンEです。


ビタミンEだけでも十分な抗酸化食品なのですが、さらにゴマには、ゴマ特有の抗酸化物質、「ゴマリグナン類」が含まれているのです。ゴマに限らずリグナン類という物質は、いろいろな植物や茎、花、種子などにごくわずかに含まれる物質なのですが、なぜかゴマには豊富に含まれているのです。中性脂肪の気になる方には抗酸化物質は必須でしたよね。


ゴマリグナン類には、腸管からのコレステロールの吸収を抑制して、血中のLDLコレステロールを減少させる働きがあります。また、そのLDLコレステロールが酸化されるのを抑制します。


それでいながら、HDLコレステロールは減らさないという、とても都合の良い物質なのです。


ゴマリグナン類は現在、8種類あるようで、その中の6種類に抗酸化作用があるといわれています。いくつかを簡単にご紹介いたします。


ゴマリグナンの種類



○セサミン

ゴマのゴマリグナン類の中で最も多いのがセサミン(ゴマ100g中約500mg)です。セサミンには、血清コレステロールに対する改善作用などで人間での研究データがいくつか報告されています。(高コレステロール血症の患者さん(6名)に、セサミンを8週間摂取してもらった実験で、8週後の総コレステロール値およびLDLコレステロール値が何もしなかった人(6名)に比べて低下したという実験)


また、セサミンには、肝臓の働きを高め、二日酔いや悪酔いの予防にも効果があるといわれています。(マウスを使った実験で、セサミンを与えたマウスは与えなかったマウスより、アルコール濃度が早く低くなっていたという実験)


抗酸化作用に関しての実験では、男子大学生(7名)にセサミンを1回摂取してもらった実験で、運動後の過酸化脂質の上昇が何もしなかった人(7名)に比べて抑制されたという報告があります。


○セサモール

ゴマ油の中に溶けているセサモリンという物質が170度前後に熱せられた時に変化するのがセサモールと呼ばれるゴマリグナン類。セサモールも優良な抗酸化物質です。ゴマ100g中に3.4mgしか含まれていない貴重な物質です。


○セサミノール

ゴマリグナン類のひとつ、セサミノール配糖体が、腸内細菌などで分解されるのがセサミノール。セサミノールも優秀な抗酸化物質のひとつです。ゴマ100g中に0.9mgしか含まれていません。


○マタイレシノール

マタイレシノールは、黒ゴマ特有の表皮の黒い色素に含まれるポリフェノールで、やはり抗酸化作用が認められています。ゴマは、黒が良いか、白が良いかはお好みですが、抗酸化という観点からは、黒ゴマを推薦することができます。


また、ゴマリグナン類ではないのですが、ゴマの約20%を占めるタンパク質に含まれるゴマ蛋白質分解物(ゴマペプチド含有)が関与成分となった食品が「血圧が高めの方に適する食品」として特定保健用食品に許可されています。


良いことずくめに見えるゴマですが、ゴマに含まれるゴマリグナン類はゴマ全成分のわずか1%程度しかありません。


ゴマの50%程度は脂肪ですが、ゴマに含まれる脂肪の約60%近くは、リノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸です。これなら中性脂肪の気になる方も安心です。


しかしながら、ゴマの種子と油は、基本的に高カロリーなので、肥満の方には大量摂取はおススメできません。


また、厳密にいうと喘息などの既往歴がある場合、ゴマの大量摂取に伴う過敏症も報告されています。ゴマの脂肪がどうしても気になる方には、ゴマリグナン類だけを抽出、分離したサプリメントの摂取も良いかも知れません。

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2006年08月16日 18:17